人を育てられない上司がやるべき5つ!デキる部下を育てる秘訣を紹介
部下が言うことを聞いてくれない 、何度注意しても仕事でミスばかり・・・ とお悩みではないですか?
リーダーになって求められることは現場で着実に目標を達成するプレイヤーとしての実績だけではなく、マネジメント能力。
リーダーとして「いかに自分以外のメンバーを動かせるか、部下に実績を出させるか」は重要な能力ですよね。
その為に人を育てる、つまり人材育成は必須事項です。
部下の仕事ぶりを見て「なぜ、こうしない?」「なぜ、そうする?」「アドバイスもしているのになぜできない?」等、なかなか思い通りにならない、とお悩みのリーダー、結構多いです。
いくらあなたがプレーヤーとして優秀であったとしても、部下が育たなければ、あなた自身の評価にはつながりません。
なぜなら”リーダーとしての評価”は自分の実績だけでなく、”チーム全体の実績”で決まるから。
リーダーとしての役割をきちんと果たしたい、とやればやるほど空回り。
今まで優秀で、仕事ができていた人ほど、リーダーになってぶつかる壁がそこにはあります。
トッププレイヤーだった人が、リーダーになると思っていたほど成果が出せなくなってしまう、というパターン。
これ、実は今、色んな会社で起こっているんです。
今回はそんな
「人が育たない」とお悩みのあなたが、デキる部下を育てられるリーダーに大変身できる秘訣を紹介していきたいと思います。
あなたの〇〇が部下をダメにしている?やってはいけない3つのこと
実は部下が育たないのには、あなたの"ある行動"が原因となっている可能性があります。
3つ紹介するので、当てはまるものがないか確認しながらご覧下さい。
【その①】自分の方がよくデキる・自分がやった方が早い、と考えて仕事を任せない
よくあるのが自分の方がよくデキる、自分がやった方が早いからと、なかなか仕事を部下に任せないパターン。
部下にできる範囲の仕事しか渡さないということは、いつまで経っても、部下が同じレベルの仕事しか出来ないということ。
部下に仕事を任せず、リーダーが目の前の仕事で手一杯であれば、いつまでもリーダーの負担は大きいまま。
肝心のマネジメントが全く出来ずにチームが崩壊!? という悲惨な状況に陥ってしまうこともあるので注意が必要です。
【その②】部下にチャレンジさせない
部下にチャレンジさせないことも部下が育たないパターンの一つですね。
何かをする時、失敗する可能性は常にあります。失敗すればチーム全体に影響が出る可能性ももちろんあります。
でも・・・
部下本人にとって、チャレンジの経験は成長の最大の機会です。チャレンジなしで仕事の経験を積むことはできません。
部下にチャレンジさせないことも、部下の仕事の経験を奪っていると言えますね。
「失敗させないようにする」よりも「どのようなチャレンジをさせるのか、どのように失敗させるのか」がリーダーの力量が問われる部分です。
【その③】出来ていないことをただ怒るだけになっている
寝坊で遅刻をした 仕事で同じミスばかり・・・ といった悩ましい部下。 でも、それをただ怒るだけになっていませんか?
部下から見たらいつもガミガミ怒る上司でしかなく、肝心のあなたが本当に伝えたいことが伝わっていない状況になっているかもしれません。
本当に伝えたいのは、ミスや遅刻をしたことが、仕事にどのような影響を与えるのか、今後の自分の成長にどのような影響を与えるのかといったことではないでしょうか。
叱る・怒る・指摘する・指導する・アドバイスする。
これらにはそれぞれ違いがあります。
使いようによって本人のモチベーションを上げることも下がることもできますし、成長を促すことも妨げることもできます。その違いを理解して、適切なタイミングで適切な方法で関われていることが大切です。
いかがですか? ここまでで当てはまったものがあったという方、是非今からでも部下の育成方法を変えていきましょう。
大丈夫です!やり方次第で部下の能力を最大限に引き出すことは可能です。 それは次に詳しく説明していきますね。
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必見!部下を育てたい上司がやるべき5つ
人を育てるといっても、実際にどうやったらいいの? と疑問をお持ちの人も多いはず。
今から紹介するやり方を意識して実践するだけで、格段に部下の仕事に対する向き合い方は変わってきます! ぜひご覧ください。
【その①】部下の話はしっかり聞く
まず一番大事なことは、部下の話をしっかり聞くということ。
リーダーが自分の思いだけで進めても肝心の部下が納得していなければ、仕事も上手くは進みません。 部下の話はしっかり聞き、その上で話をするようにしましょう。
【その②】部下に仕事を任せる
部下に仕事を任せることも、部下の成長の為に大事なことです。
その仕事を失敗したとしても、部下にとって大きな経験となります。 また上手くいけば本人にとって大切な成功体験になり、部下の自信にも繋がります。
経験というのは、技術同様、仕事をしていく上では個々人の重要な財産となっていくので、どんどん仕事は任せていきましょう。
【その③】メンバー間でのコミュニケーションを取れるような環境作り
育てる役はリーダー1人とは限らない、ということを覚えておきましょう。
チームがその人の力を引き出す、チームメンバーの関わり自体がその人を育てることもあるのです。
仕事をする上で大切なのはチームプレー。そしてチームプレーで大事なのは、コミュニケーション。
部下1人を育てたい、と思うなら、チーム全体のコミュニケーションを活性化させることも大切です。
もちろん上司であるあなた自身が直接コミュニケーションを取ることも大切です。積極的に会話して、今どんな気持ちで仕事をしているのか、仕事の負担がかかり過ぎていないかなど会話をしていくようにしましょう。
【その④】ただ怒るのではなくその理由・意味を把握し、成長を促す為の関わりをする
部下が失敗した時、どんな反応をしていますか?
真っ先に怒ったり、注意から入っている場合は、どうしてその失敗をしたのか理由・事情をまず聞くようにしましょう。
遅刻を例に挙げるなら、もしかしたら、ただの寝坊ではなくクレームが心配で眠れない、仕事が忙し過ぎるなどの目には見えない負担がかかっている可能性があります。
そのような場合は、ストレスケアや仕事の分担を見直すなどの早急な対応が必要になりますよね。
失敗にも何かしら原因があります。
それをきちんと把握して対応すると、部下のパフォーマンスをぐんとあげることも可能です。
失敗した時が「その人を育てる最大のチャンス」です。そのチャンスを活かせるかどうかはあなたの関わり方にかかっています。
1つだけ注意点を挙げるとすれば理由がどうであれ、怒りすぎないこと。”感情に任せた怒り”は、失敗の改善点を見えなくさせ、ただ部下のモチベーションを下げるだけです。 するのであれば”相手の成長を促すため”の注意であったり、アドバイスにししておきましょう。
【その⑤】しっかり褒める
最後は上手くいったこと、出来ていることにもフォーカスを当てる、です。
つまりしっかり褒めてあげること。 褒める行為もすごく大事で、部下にとって自分がやった仕事の成功体験として刻み込まれることにもつながります。 褒める行為によって、モチベーションをあげたりつぎの更なるステップへの励みになるので、褒める事もお忘れなく!
大事なことは「機会を与えてチャレンジさせる」
人を育てる上で経験ほど大きなものはありません。
経験を積むためには、どんなことにもチャレンジしていくことが大事です。 部下にチャレンジする場を与える、チャレンジできるよう背中を押すのが、上司の仕事でもあります。チャレンジすれば失敗も成功もあります。
どんな失敗をさせ、どうフォローするのか、成功をどのように捉えどう次につなげるのか。
リーダーの関わり1つで部下のさらなる飛躍やモチベーションのアップに繋げることもできます。まずは何事もチャレンジできるような環境を作っていきましょう。
まとめ
人が育たないとお悩みのリーダーにありがちな考え方や、行動について解説してきましたが、何か当てはまるなと感じた人もいるのではないでしょうか?
リーダーは1人1人の部下を育てる一方で職場全体の士気を上げる、実績も上げ続ける、いざとなったら責任を負うといったことも求められます。
だからどうしても肩に力が入ってしまいがち。
でも、だからといってがんばりすぎて周りが見えていないようではメンバーは付いてきません。
だからこそ、リーダーは、まず自分自身をよく知り、自分を整える必要があります。
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【この記事を書いている人】
松村亜木(キャリアコンサルタント)
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保有資格は、「厚生労働省認定国家資格 キャリアコンサルタント」「米国CCE.Inc認定 GCDF-Japan キャリアカウンセラー」「キャリアトランプ®資格認定講師」など多数保有。
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