「できることだけ」でやろうとすることの窮屈さについて。

今日はひとり言。

20代の方のキャリアコンサルティングをしていて常々感じることがあるのです。

それは、

「できること・知っていることだけでやろうとするよなあ」

ということ。

まあ、決して20代の方だけがそう、というわけでもないのだけれど。



20代なんて「働く」ということを始めてまだ数年。

”できること”なんて、たかがしれてます。

今は80歳でも現役で働く時代。


例えば今、25歳だったとしたら。

あと55年間も働くかもしれないのですよ、なんと。

(私だってまだ35年もある!(笑))


その55年間を「今できること」だけでやっていく、というのはちょーっとムリがある。


と、私は思うのです。

(これは決して20代の人だけに言えることではなく)


それって、まるでフルコースを食べるのに

ティースプーン

を使って食べようとしているようなもの。


画像の説明

スプーンも

フォークも、

ナイフも、

お箸も、

手づかみも、

全部使えるよ。


という人でいた方がフルコースを美味しく頂けると思うのですよ、私は。


画像の説明


できないことは、やればできるようになる。

諦めなければ、いつかは、必ず。


そして55年間もあるならば、

できるようになる為の時間もたっぷりあるんだし。

と、思うのですよ、私は。

(これも決して20代だから、ということではなく)

もちろん、

やってもやっても苦手なことや

上手にならないこと

というのは、ある。


できないことをできるようにする為の時間や労力をどれくらいかけるか、

も考えるポイントでは、ある。

でも「できない」ことに触ろうともせず、

「今できること」や「今知っていること」だけでやっていこうとすると、

とても窮屈な選択肢しかなくなってしまうし、

自分の世界をとても小さなものにしてしまう、

と私は思います。

ということで「できること、増やしていきましょうよ」といつも思う訳です、お話をしていて。


「できないことができるようになるヨロコビ」。

それも「ハタラクヨロコビ」の1つですからね!





【この記事を書いている人】

松村亜木(キャリアコンサルタント)

キャリア支援の個別サポート、企業支援を関西中心に提供中。
保有資格は、「厚生労働省認定国家資格 キャリアコンサルタント」「米国CCE.Inc認定 GCDF-Japan キャリアカウンセラー」「キャリアトランプ®資格認定講師」など多数保有。
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松村亜木(キャリアコンサルタント)